小学生のお子さんが自主学習で何をやったら良いかわからないと言っている時
と思うパパママは多いです。
でも、『漢字をやったらどう?』『ドリルが良いんじゃない?』などと、【やる内容を指示】してしまっては意味がありませんよね。
「この問題がわからないから教えて!」と言われたならともかく、まだ自主学習という宿題はなかったころに子供時代を過ごしたパパママにとって、自主学習のサポートは難しいものです。
そんな自主学習に困った時に、ヒントになる本をご紹介します。
自主学習に困ったら【秋田県式家庭学習ノート】
2009年に刊行された本ですが、2019年を迎えた今年も多くの方に読まれています。
実際に子供が学習したノートの写真がいくつも掲載されているので、とても参考になります。
親がどんなふうに子供に声をかけたら良いか、そのヒントも掲載されているので、学校から自主学習の宿題が出されたら一度は目を通しておきたい一冊です。
二年生の子どもが、やっと、自発的に少しづつ家庭学習をするようになった。
Ipadや電子関係での学習が多い中、やはりノートに書くという作業はとても大事を考えていたので、よい方法はないかと思っていたときに本書にであった。
感動した。具体的なやり方というより、実際子どもが書いた実物がたくさん掲載されている。
みな、筆圧もしっかりし、バランスもよい、内容といえば、日本地図を書きそのうえに高速道路を書く、オリジナル年表など、さまざまだ。
年に一度書く夏休みの宿題レベルのことを毎日するとは驚きです。
秋田県の子が優れている理由がわかります。
継続は力なりに加え、質が高い。
お金をかけず、おそらく、子どもの財産になります。
五感を味わい、将来的に頭脳だけではないたくさんの副産物も期待できると思います。引用:Amazon
自主学習に困ったら【勉強しない子には「1冊の手帳」を与えよう】
この本を読んでも、自主学習で何をしたら良いかを直接解決することは出来ません。
でも、自分で何をしたら良いか考え、自分で行動できる子に導いてあげることが出来ます。
ちょうど、ToDoリストのように、1週間にやらなければいけないことを書き上げ、終わったことを赤ペンで消していくように促します。
子供が自分で今何をしなければいけないのか、を考えられるようになります。
思った以上に食いついたので、びっくりしています。
もうこの手の動機付けには、食いつかないお年頃かと思っていたのに。数ヶ月続くか様子をみたいと思います。
引用:Amazon
自主学習に困ったら【自主学習ノートへの挑戦】
自主学習は、ノートを埋めて提出すれば良いだけではありません。
むしろ、意味のない学習を重ねるだけ時間の無駄・・・なんてことにもなりかねません。
この本は、理論的な分析に基づき、効果を上げるためのポイントをわかりやすく解説してくれます。
どうすれば、自主学習の効果が表れるのか、よく考えるきっかけになるでしょう。
まず、しっかりと研究したものを本にしており、信憑性の高さを感じました。
自分が学習したいことを学習する自主学習ではなく、その日学習したことをノートにまとめるという自主学習です。
子どもが自主学習ノートに取り組むことと、教師がノートにコメントすることの意味を「内化・内省・外化」という考え方から説明しています。
思考や認知といった視点で書かれたこの説明が、腑に落ちました。
自主学習ノートに限らない考え方で、私の意識を変えてくれるものでした。引用:Amazon
自主学習には答えはないから考えよう
自主学習は、これが正解というものではありません。
- 自分が苦手な教科・苦手な問題を解いて、苦手をなくす
- 自分が得意・好きな問題を解いて、スピードを上げる
- 来週のテストのためにテスト勉強をする
など、自分が今必要だと思う学習を考える勉強をするのです。
中学に入れば、中間テスト・期末テストなど、定期的に順位のつくテストが行われます。
そのとき、先生は「テストのために教科書の何ページを勉強してきなさい」とは言いません。
言ってはくれません。
今自分がやらなければいけないことを、自分で考える練習に、自主学習を有効活用させてあげましょう。